■リピート率という重要事項
MLMの収入は、『自ら作った組織の流通量』によります。そのために、組織を拡大するのが、リクルート活動です。MLMで最も大切なことの1つです。
「リクルートしやすいビジネスと商材であるか」が、ビジネス選定の大切な要素となるわけですが、これと同じくらいMLMにとって大切なのが、『リピート率』です。
ですから、愛用者層はとても大切なのです。愛用者をビジネス挫折者とみなす風潮がありますが、愛用者層を軽視するのはMLMにとって本末転倒です。一般流通が顧客を大切にするように、MLMにとっても当然のことです。たくさんの愛用者がいてこそ、ビジネス参加者に収益が生まれるのです。
いくら大きな組織でも、流通が少なければ収入も少ないのです。リピート率が悪く、収入をとれない人が多ければ、やがてどんな大きな組織でも崩壊をはじめてしまうのです。
中身が空っぽの空洞化した組織はやがて終焉に向かいます。これが、従来型のMLMの落日の構図であったのかもしれません。
始まって3年で85%以上のMLMが崩壊し、長期的には1,000社に1社しか生き残れない、といわれる厳しいMLM業界ですが、このへんにポイントがあるのかもしれません。
躍進している新勢力MLMの多くは、共通して「リピート率が高い」という特徴があります。
なかには、創業以来19年間一度も縮小することなく漸増して、永きに渡る成長期はとどまることを知らず続いて、なんと商品のリピート率が、19年平均で94%にもなっている企業もあります。
リピート率が高ければ、ビジネス参加者もしっかりとした収入を得られて、組織も崩壊しないわけです。
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「リピート率と組織人数の増加に関して」のシミュレーションを見せられて、愕然としたことがあります。(よく見かける、1人が2人、2人が4人、4人が8人、8人が16人………、などということは、「リピート率が100%」で、なおかつ「全員がリクルートできる」という、非現実的シュミレーションにすぎません)
○共通条件 : 毎月2人のリクルートを続け、そのうちの1/3のダウンさんが、
毎月1人のリクルートができたとする。(2/3が愛用のみ)
※これはかなり優秀な例かもしれません。MLMビジネス参加者の一般統計
によれば、普通はもっとリクルート数は少ないでしょう。
○共通期間 : 18ヶ月
○人数計法 : 製品を購入しない(リピートしない)人は、組織人数に含めない
(辞めたとみなす)
という共通の条件で、
◇リピート率が50%(半分は辞めてしまう)の場合→ なんと組織人数は「横ばいに
近いわずかな増加」
◇リピート率が80%(2割は辞めてしまう)の場合→ 組織人数は「約100人」
◇リピート率が95%(5%しか辞めない)の場合→ 組織人数は「約600人」
というシミュレーションでした。
リピート率の違いによるグループメンバー数の変遷
毎月自分が2人をリクルート
他の人は、3人に1人が1ヶ月に1人リクルート

なんと恐ろしいシミュレーションなのでしょう。そして、今までなんと私達は無知だったのでしょう…!
<このシミュレーションが示すものは>
一般のMLMでは、リピート率が平均的に20〜25%くらいですから(MLM各社のコミッションを集計している計算センター調べ)、この多くのMLM企業の平均的リピート率で、なおかつ、60%の人が1人としてリクルートができないという、統計と同様のリクルート率である場合、数学的に多くのMLM参加者は「成功する可能性がほとんど無い!」、ことになるのです。(背筋が寒くなりました…。)
★『ビジネス選定には、リピート率がとても重要な要素となる』のです。
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